現在、世界中でAI技術の発達により人間が必要な仕事はどんどん縮小しています。
日本にいると人手不足のニュースばかりで仕事が縮小しているなんて全く感じないという人が多いでしょう。
しかし、それは日本社会がまだガラパゴスなだけです。
アメリカではAmazon Goなどの無人スーパーがどんどん拡大しつつあります。
中国ではロボットが調理をして、食器の後片付けも、自動化する無人レストランが増えてきています。
「無人スーパーなんて万引きに間違えられそうで怖くてとても利用できない」
「ロボットが作った料理なんてまずくて食べたくない、どうせすぐ潰れるでしょ」
などと日本人が冷ややかに見ているうちに、今後AI 無人ショップがどんどん拡大して行く事は間違いありません。
ただでさえ、労働生産性の低い日本と世界の格差がさらに広がっていくのではないか。
以前から危惧している日本国の衰退がさらに加速するのではないかと心配です。
10年後20年後に必要なくなる職業の研究というのがよく語られますが、よくよく考えると現時点で既に必要のない仕事が世の中に溢れているのではないか? と言う気がします。
この仕事を必要ないんじゃないのと言うものについて自分なりに考察してみました。
既にAIに取って代わられる仕事だらけ
例えば役所の住民票などの発行作業をAIにやらせれば、どうでしょう。
ネット上に身分証明証アップロードして、それをAIが読み取って住民票発行できるようにすれば、自宅にいながらそれを受け取ることができます。
マイナンバーを強引に導入しておきながら、公務員の仕事の効率化の方は一向に進めないのは不思議な話ですよね。
最近よく思うのですが、事実だけを伝える短いテレビのニュース番組は、果たして人間のアナウンサーが読む必要があるでしょうか?
最近のAIの合成音声は、ほぼ人間と変わらないぐらいに違和感なくなってますからね。
単に昔からアナウンサーが読んでるから続けてるだけではないでしょうか?
アナウンサーの給料って結構な高額でしょうから、すぐに減らすだけでもテレビ局は相当節約できると思うのですが。
汎用AIがいつ完成するかがカギ
現在存在するAIは囲碁や将棋などのゲーム分野において人間のプロを超える能力を身につけています。
しかし、それはあくまでゲームという限られた分野だけのことです。
人間のように言語を理解したり、目の前にある状況を柔軟に判断して行動を決定するなどの能力はまだ不可能です。
特定の分野だけをこなせるタイプを特化型AI(弱いAI)、人間のように複数の分野をこなせるタイプを汎用AI(強いAI)と呼びます。
現在、AmazonやgoogleなどのITの巨人たちは、後者の汎用AIの実現に向けて巨額の投資をして研究を続けています。
汎用AIが果たして実現可能なのか、AI学者の間でも意見が分かれています。
日本では言葉を理解するAIなんて永久にできないと言っているAI学者が目立ちます。
何の結果も出せないAI学者よりも、私はAmazonやGoogleを信用します(笑)。
汎用AIが完成する時期についてですが
シンギュラリティを唱えるカーツワイル博士は「2029年」を予想しています。
今から10年後には、人間と会話できるAIが完成しているかもしれませんね。
さてガラパゴス日本は?
日本は社会のIT化さえ抵抗が強い国ですから、AI技術の発展はおそらく無理でしょう。
現状の人手不足というのも、ITを活用せず、人海戦術頼みのビジネスモデルを続けているからです。
旧来の手法でメシを食っている既得権益集団がギリギリまで抵抗して、さっぱりAI技術が進まず
世界中がAI革命が起きた後に、最後の方で渋々それを受け入れるという暗い未来が見えます。
個性を表現できる人だけが生き残る
AIが自然言語をある程度マスターしたとしても、人間的な感情を持つことはまだまだ遠い未来の話です。
汎用AIが完成した場合、感情があまり介在しない書類上の仕事のほとんどはAIに置き換えられる運命だと考えます。
当面、AIに置き換えられない仕事は
①人間の体が必要な肉体労働~清掃、戸別配送、
②キャラクターで勝負するタレントやYouTuberということになるのではないでしょうか。
① はAIがロボットの手足を自由に使えるようになるのはかなり時間がかかりそうだからと言う理由です。
しかしなんだかAIのパシリのようで人間の個性を生かした仕事とは思えません。
そうなると、できれば②の個性を生かした仕事と言うのを誰もが考えるべき事態になりそうです。
ブロガーは、私レベルの人間では生き残れるか微妙ですね。
汎用AIが「ユーモアモード」で文章を書けば、下手なブロガーが書くより面白い文章が書けそうです。
AIには書けない文章とは何か?を考えていかないといけませんね。
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