3月2日土曜日、東京の大手町で開催されたマレーシアロングステイセミナーに出席してきました。
以前から、マレーシアのMM2Hビザには関心があったのですが、なかなか具体的な行動に移れずにいました。
ネット上には様々な情報があふれていますが、信頼できそうなものは意外に少ないんですよね
今回のセミナーは、マレーシア政府観光局が後援という記載があり、かなり確度の高い情報が聞けるのではないかと期待していました。
定員は80名でしたが、広い会場がほぼ満席。
日本人の変わらぬマレーシア熱を感じることができました。
MM2H承認作業凍結の現状について
そのMM2Hビザですが、2018年10月ごろから、マレーシア政府の承認作業が保留状態(凍結?)になっています。
このままMM2Hという制度が廃止になってしまうのではないかと言っている人もいて、マレーシアを移住候補に考えてる自分としてはとても不安でした。
セミナーでの説明によると、MM2Hビザ承認作業の委員会は3月から再開されるというマレーシア政府の発表があったとのことです。
政府の決定がコロコロ変わるお国柄ということで、まだ不透明なところは残るものの、保留になっているビザ申し込み分は、これから処理されて行く見込みということで、まずは一安心です。
マレーシア移住後の生活費は?
セミナー内容は、まずマレーシアの各地の特徴や現地の生活スタイルや生活費などの説明から始まりました。
ネット上でもある程度情報は見ていたのですが、それを現地を知っている当事者から確認できたのが良かったです。
大まかに言うと、マレーシアの生活費は日本の3分の1~2分の1というところのようです。
住居費は日本より相当安く、税金が少ない(年金などのマレーシア国外収入への所得税なし、住民税なし)のは、かなり有利な点です。
ただし、マレーシアで日本食ばかり求めたり、日本人向けのサービス(クリニック、理髪店など)に行くと、日本にいる時と変わらないか、それ以上にお金がかかるそうです。
MM2H申請代行会社の説明
そして、このセミナーのメインとも言えるMM2Hビザについてですが、説明を行ったのは、JMマイセカンドホーム・コンサルタンシーの代表の方でした。
やっぱりこのビザ申請代行会社というのが謎に包まれていて、ネットの情報だけでその会社に連絡するというのもなんだか不安で二の足を踏んでいたんですよね。
中には、日本の事務所などはなく、電話番号もマレーシアのものしか載っていない会社もあるので、連絡するのもちょっと怖い(笑)。
JMマイセカンドホーム・コンサルタンシーに関しては、日本に事務所が存在して、予約を取れば、個別説明を受けることができるので、かなりの安心感です。
このセミナーで初めて知ったのが、MM2Hビザはパスポートの残存年数の期間しか与えられないということ。
私のパスポート残存年数が、2021年までしかないので、このパスポートで申請するとすると、1年後すぐに更新手続きが必要になってしまいます。
パスポートの更新を何とか早める方法はないか、調べてみることにします。
難関が銀行口座開設と送金
MM2Hビザ申請手続きで一番の難関に感じるのが、マレーシアの銀行での定期預金の送金ですね。
ビザ保有の条件として
50歳未満で 30万リンギット(約810万円)
50歳以上で 15万リンギット(約405万円)
という金額を、マレーシアの銀行の定期預金にすること、となっています。
マレーシア国内に500万円もの大金を手荷物で持ち込むことは禁止されているので、日本の金融機関から送金するしかありません。
また、マレーシアの銀行の中には、口座開設のために2回の渡航が必要になったり、マレーシア国内の電話番号が必要だったりするところもあります。
ハッキリ言って、こんな面倒くさいことはできません。
これに関しては、JMマイセカンドホーム・コンサルタンシーは
①口座開設に必要なお金を一時的に預かってくれる
②JMマイセカンドホームとの取り決めで、電話番号が必要ない支店の口座が開設できる
とのことです。
また、日本円で送金してマレーシアに借金すれば自動的にリンギットに変えてもらえるということで、自分で換金する手間が省けるメリットもあります。
独力でMM2Hビザ申請する人もいるらしいが
MM2Hビザの申請代行手数料は19万円、これはひとりでも夫婦でも同じ金額ということです。
手続き代行会社を通さないで、独力で申請手続きをする人もいるようですね。
でも、よほど時間がある人でなければ代行会社に頼んだ方がいいと思います。
自己申請でやるとすると、マレーシアに何度も渡航しないといけない可能性も出てくるので、代行会社に払う金額以上にお金がかかるかもしれません。
代行手数料20万円を節約するつもりが、航空機代、ホテル代で軽くオーバーしてしまいますね。
代行会社はマレーシアのいろいろな機関とコネクションを持っていて、申請手続きがスムーズにできるはずなので、代行手続きの手数料をケチるのはやめた方が良さそうです。
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