グーグルとiOSの音声入力を使用している記事を書いたのですが、その二つを上回るシステムがありました。
その名はSimeji Androidスマホのキーボードアプリなのですが、これで音声入力をするとgoogleもiOSも上回る精度で入力できてしまいます。
Simejiのイメージキャラがかわいいキノコのゆるキャラで思わず気持ちが和んでしまいますが
その緩さと音声入力の正確性のギャップには唖然としてしまいました。
Simejiとは何だ
凄まじい性能を持つSimejiですが、ネット上ではまだあまり知られていないようで、情報も少ないようです。
開発したのは中国の百度(バイドゥ)という企業です。
中国の百度と聞くと、個人情報大丈夫?と思ってしまう人が多いでしょうね。
私は普段使わない余っているスマホにSimejiを入れて音声入力しています。
まあ別に中国に伝わって困るような渋滞情報を持っているわけではないのでこだわる必要もないですが。
同社の「Baidu Brain」というディープラーニング技術を活用し、音声入力に巨額の開発費をつぎ込んだ結果、毎年のように進化を続けました。
日本語入力では、ついに2018年になってGoogleとiOSを抜き去ったと、百度社は発表しています。
音声入力という分野で、アメリカと中国の凄まじいAI開発競争が繰り広げられているということなのでしょうが
まぁ、一個人としては音声入力の性能のいい方を使っていくだけの話です。
Simejiの快適すぎる使用感
音声入力の精度でグーグルとiOSを超えたというのは、中国人特有の誇張かと思うかもしれませんが。
実際使ってみると超えていることが本当に分かります。
グーグルやiOSのように反応が鈍いところがなく、本当にリアルタイムで入力されます。
漢字やカタカナの固有名詞もほとんど間違いなく入るので、後から修正の必要も本当に少ないです。
「てん」(、)が自動的に入ってくれるんですよ。
ある程度文章を入れた後に「完了」を押すと、文章の切れ目を自動で認識して、(、)が入ります。
iOSの場合は「てん」と言わないと入力できないので、自動で入ってくれるのはありがたいです。
Simejiの欠点
ただ、句読点の
「まる」→。
は自動認識では入らないし、
iOSのように音声で「まる」と言っても入力されません。
。は、結局手動で入れるしかありません。
それと、Androidのスマホで入力する時、画面の下半分が音声入力波形のエリアになって入力欄の部分が狭くなってしまいます。
だから文章全体を見ながら音声入力するということができません。
大画面のAndroidタブレットを使えばこの点は改善するかもしれませんが、あいにく私は持っていないのです。
それと、音声入力をしてからすぐに入力を実行しないと機能が止まってしまいます。
プレッシャーをかけてもらって、音声入力の訓練にするという意味ではいいかもしれませんが、もう少し柔軟に設定が出来ると良いですね。
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